キューポイントとは、トリガー/クリックすると、曲中のその位置への移動を可能にするトラック上のマーカーで す。Serato DJ Liteでは最大4つのキューポイントを設定できます。
注: 作成したキューポイントはファイルに保存され、次回そのトラックがロードされた際に呼び出されます。フ ァイルが移動されたり、ファイル名が変更されたりしても、失われることはありません。
キューポイントの機能は、Serato DJ対応ハードウェアのキューポイント操作ボタンを使用したり、ソフトウェア の[キューポイント]エリアでクリックしたりして設定できます。
詳細はお使いのハードウェアのマニュアルをご覧ください。
キューポイントの追加と削除
キューポイントを作成するには、空白のキュースロットにある アイコンをクリックする、ハードウェアのその スロット/デッキ用のHot Cueボタンを押す、キーボードショートカットのCtrl + 1~4(左デッキ)または6~9(右デ ッキ)を使用する、のいずれかを行います。
ボタンが点灯し、キューポイントが設定されたことを示します。
キューポイントを削除するには、キューポイント表示エリアにある アイコンをクリックするか、Shiftキーを 押しながら削除したいキューポイントに対応するハードウェア上のHot Cueボタンを押します。
キューポイントトリガー
設定されたキューポイントには、Serato DJ対応ハードウェアで対応するHot Cueボタンを押すか、キューポイ ントにカーソルを合わせると表示される アイコンをクリックするとジャンプできます。再生の一時停止中 は、Hot Cueボタンを押しながらキューポイントをトリガーすることでその位置から再生を開始できます。Hot Cueボタンから指を離すと、キューポイントに戻って再度一時停止します。
ヒント: Serato DJ対応ハードウェアでHot Cueボタンを押しながら再生/一時停止ボタンを押した場合は、Hot Cueボタンから指を離しても再生が続行されます。この機能により、一時停止モードでもトラックのキュー出しが 行え、納得のいくミックスができたところで再生を続行できます。
キューポイントのキーボードショートカット
キューポイントにはキーボードショートカットを使用してもジャンプできます。
• 1~4で左デッキ(4デッキ使用の場合はアクティブな左デッキ)のキューポイントにジャンプ
• 6~9で右デッキ(4デッキ使用の場合はアクティブな右デッキ)のキューポイントにジャンプ
注: 設定>再生画面で[再生用ショートカットキーにShiftを使用]機能が有効化されている場合は、Shiftキーを 押しながら対応する数字キーを押す必要があります。
一時キュー
一時キュー機能を使用すると、ファイルには保存されない一時的なキューポイント(白いマーカーで表示)がトラ ックに設定できます。一時キューは、ミックスの試行錯誤中にトラック内の特定の位置を見つけ、その位置から 簡単に再生を開始できるので便利です。既定では、一時キューはオーディオファイルの冒頭に設定されていま す。一時停止中はプラッターを使用して再生ヘッドの位置を微調整し、キューポイントが正確にダウンビート上 に設定されるようにできます。
一時キューはキーボードショートカットを使用して設定できます。
• I = 左デッキ(4デッキ使用の場合はアクティブな左デッキ)にキューポイントを設定
• K = 右デッキ(4デッキ使用の場合はアクティブな右デッキ)にキューポイントを設定
注: 一時キューの設定時は再生を一時停止する必要があります。
一時キューを設定したら、ハードウェアで対応する一時キューボタン(通常はCueボタン)を押しながら一時停止 すると、その一時キューポイントから再生が開始されます。ボタンから指を離すと再生は一時停止し、一時キュ ーポイントに戻ります。これはトラックの出だしでスタッターをするのに便利です。 Serato DJ対応ハードウェアでCueボタンを押しながら再生/一時停止ボタンを押すと、両方のボタンから指を 離すまで再生が続行します。この機能により、一時停止モードでもトラックのキュー出しが行え、納得のいくミッ クスができたところで再生を続行できます。
また、トラックの再生中にCueボタンを押すと、押したときの位置に戻ってデッキを一時停止します。一時キュー の場所を変更するには、デッキを一時停止して再生ヘッドを別の位置に動かしてから再度Cueボタンを押しま す。一時キューポイントは、トラックのプリセット位置から繰り返し再生を開始したい場合にも便利です。納得が いくまで何回も簡単にドロップできるようになります。