ライブラリにはSerato DJ Liteに追加したすべての音楽が含まれています。参照と検索の機能を使用して簡 単に選択範囲を狭め、探しているトラックを見つけることができます。 ヒント: キーボードショートカットのCtrl +「+」またはCtrl +「-」でライブラリテキストのサイズを変更でき ます。
マウスとキーボードによるナビゲーション
矢印キーとマウスを使用してライブラリ内をナビゲートできます。矢印キーで上下・前後の操作が行えます。 ハードウェアによるナビゲーション
ハードウェアのコントロール類を使用してライブラリ内をナビゲートできます。 詳細はお使いのハードウェアのマニュアルをご覧ください。
検索
Serato DJ Liteには、トラックを簡単迅速に探せる検索機能があります。検索ボックスにテキストを入力する だけで、Serato DJ Liteが自動的に検索を開始します。
ヒント: キーボードショートカットCtrl + Fで検索ボックスにジャンプできます。また、このキーボードショート カットを使用すると、クレートやプレイリストからメインライブラリに移動して、自分のコレクションからどんな トラックでも見つけられるようになります。その後クレートやプレイリストをクリックすると、検索クエリはクリ アされます。検索を行うフィールドを選択するには、検索ボックスの左側をクリックすると、ドロップダウンメニ ューに現在使用中の各フィールドが表示されます。Escキーを押すか検索ボックス右側の[x]ボタンをクリッ クすると、検索をクリアできます。
ライブラリのステータスアイコン
Serato DJ Liteによりファイルの破損が検出されました。こうしたファイルは正しく再生されなかったり、ライブラリを不安定にしたりする可能性があります。可能であれば、MP3を再エンコードするか、ライブラリから削除してください。
詳細は「破損ファイル診断」のセクションをご覧ください。
このトラックは見つかりません。ライブラリには黄色で表示されます。ファイル名が変更されたか、Serato DJ Liteで最初に使用した場所から移動された可能性があります。
詳細は「見つからないファイルを探す」のセクションをご覧ください。
このトラックはiTunesライブラリからインポートされました。
詳細は「iTunesライブラリの表示」のセクションをご覧ください。
このトラックはiTunesからインポートされましたが、破損しています。
詳細は「破損ファイル診断」のセクションをご覧ください。
このファイル形式はサポートされていないか、サポートされているファイル形式の仕様に一致し
ません。
このトラックはiTunesからインポートされましたが、ファイルが見つかりません。
詳細は「iTunesライブラリの表示」のセクションをご覧ください。
このトラックはロックされています。
SEE LOCK TRACKS FOR MORE INFORMATION
このトラックのBPMはロックされています。
詳細は「BPMのロック」のセクションをご覧ください。
準備
レコードを半分袋から出してセットを準備するのと同様に、準備パネルはトラックを待機させるエリアで す。Serato DJ Liteでボタンをクリックすると、準備パネルが開きます。
キーボードとマウスを使ってライブラリ内をナビゲートし、トラックやクレートを準備パネルにドラッグします。 トラックは再生が完了すると準備パネルから削除されます。プレビュー後にトラックの再生を止めることにした 場合は、Ctrl + Zでトラックを取り出し、準備クレートに戻すことができます。準備パネルにあるすべてのトラック は、Serato DJ Liteを終了すると破棄されます。
ヒント: キーボードショートカットのCtrl + Pを使うと、準備パネルにトラックを追加できます。
ヒント: 選択を保存するには、準備パネルの内容を選択し、[新しいクレートを作る]ボタンにドラッグします。
ライブラリの整理
Serato DJ Liteでは無制限数のトラックをサポートでき、唯一の制限となるのはパソコンの仕様です。追加メモ リーとより高速なCPUを使用すると、より大きいサイズのライブラリも処理できます。 Serato DJ Liteは、音楽を整理し簡単迅速にトラックを見つけるための様々な機能を備えています。
Seratoソフトウェアの互換性
Serato DJ Liteは、他のすべてのSeratoソフトウェアと同一のライブラリを使用します。既にSeratoソフトウェア をお使いの方は、すべての音楽、ループ、キューポイントがSerato DJ Liteでも使用できます。Serato DJでライブ ラリを作成してから、Serato ITCHやScratch Liveをインストールすると、Serato DJの音楽、ループ、キューポイン トは、Serato ITCHやScratch Liveでも自動的に使用できるようになります。いずれかのプログラムで行った変更 はライブラリに書き込まれるため、既存のループやキューポイントがある場合は、システム間での移動の際にご 注意ください。
クレート
Serato DJ Liteでは、お気に入りのコレクションに手軽にアクセスできるようデジタルクレートを使用します。作 成できるクレートの数に制限はなく、どんなトラックでも複数のクレートに入れることができます。クレートのエ リアはライブラリの左側にあります。
例えば、トラックを以下のクレートに整理することができます。その際、どのトラックも複数のクレートに保存で きます。
• ヒップホップ
• ヒップホップ(フレンチ)
• ヒップホップ(UK)
• ヒップホップ(インストゥルメンタル)
• ヒップホップ(オールドスクール)
• ヒップホップ(LP)
新しいクレートを作成するには ボタンをクリックします。クレートの名前を変更するには、クレート名を ダブルクリックします。クレート内のトラックの順序は、上下にドラッグすると変更できます。
サブクレート
クレートをドラッグ&ドロップすると、サブクレートが作成できます。クレートをクレートパネルの左端にドラッグ すると、クレートのツリー構造の最上位に位置させることができます。クレートを少し右にドラッグし、別のクレ ートの名前に重ねると、ドラッグされたクレートは重ねられたクレートのサブクレートとなります。 サブクレートは展開や折り畳みが可能なため、クレートを多数作成しても閲覧しやすくなります。
ファイルのコピーと管理
Serato DJ Liteでは、ドライブ間または同じドライブ上の新しい場所にファイルやフォルダをコピーして移動する ことができます。
ファイルやフォルダーをコピー・移動するには、[ファイル]パネルを開いて選択し、移動したい場所にドラッグ& ドロップします。
するとSerato DJ Liteに以下のオプションが表示されます。
Copy (コピー): コピーを選択すると、選択したファイルやフォルダのコピーが新しい場所に作成されます。こ れでSeratoライブラリには元のファイル/フォルダとそのコピーの両方のエントリーが含まれます。
Move (移動): 移動を選択すると、選択したファイルやフォルダが新しい場所に移動します。これでSeratoライ ブラリとクレートは新しい場所にあるファイルを参照するようになります。
Cancel (取消): すべての変更を取り消します。
Remove original references from Library (ライブラリから元の参照を削除): コピー機能を使用する際 にこのオプションを選択すると、Seratoライブラリにある元のファイルへの参照を削除し、新しい場所にあるコ ピーと置き換えます。元のファイルは現在の場所に保存されたままになりますが、Seratoライブラリで参照され なくなります。
クレートのコピーと移動
クレートやサブクレートも同様の方法でコピーや移動を行えます。[ファイル]パネルを開いてクレートやサブク レートを選択し、別のドライブにドラッグ&ドロップします。すると上記と同様のオプションが表示されま
す。 ID3タグの編集
各トラックの関連情報は、その多くをSerato DJ Lite内で編集することができます。編集するには、メインライブラ リ内のフィールドをダブルクリックします。ただし、ファイル名、長さ、サイズ、ビットレート、サンプリングはファイ ル自体に保存されているため編集できません。
ヒント: キーボードショートカットのCtrl + E を使用すると、テキストを編集できます。編集モードでCtrlキーを押 しながら矢印キーでカーソルを動かすと、別のフィールドに移動できます。複数のトラックを選択した場合は、タ グを編集すると選択したすべてのトラックが変更されます。
注: 読み取り専用のトラックにはロックのアイコンが付いています。
コラムの設定
トラック情報表示エリアは、以下のコラムを表示できるようにカスタマイズが可能です。
• 追加日時
• アルバム
• アーティスト
• ビットレート
• BPM
• コメント
• 作曲者
• ファイル名
• ジャンル
• グループ
• レーベル
• 長さ
• 場所
• 再生回数
• リミキサー
• サンプリングレート
• サイズ
• トラック
• 年
ライブラリ右上の検索機能の下にある三角形をクリックするか、ライブラリのコラム見出しのどれか一つを右ク リックすると、リストが表示されフィールドのオン/オフが切り替えられます。コラムのサイズは、端にカーソルを 合わせて希望の幅にドラッグすることで変更できます。 どの列も、クリックすることでその列による並べ替えができるほか、2次的な並べ替えを行える列を選択するこ ともできます。キーボードでCtrl (OSXではCommand)キーを押したまま別のコラムをクリックすると、そのコラ ムで次の並べ替えを行えるようになります。最初の並べ替え列や2次的な並べ替え列で2度目にクリックする と、昇順と降順と切り替えられます。 CtrlキーとShiftキーを押しながら2番目のコラムをクリックすると、切り替えを無効化できます。
ライブラリの自動バックアップ
Serato DJ Liteでは、ハードディスクに「Serato」という名前のフォルダが作成され、そこにライブラリのデータベ ースやクレート情報などの情報が保存されます。[Serato]フォルダは、Windowsでは[マイミュージック]、Mac では[Music]のフォルダ内にあります。また、Serato DJ Liteでは、ライブラリからファイルを追加した外付けドラ イブにも[Serato]フォルダが作成されます。
Serato DJ Liteを初めて終了する際は、ライブラリのバックアップを作成するよう求められます。このバックアッ プにより、[Serato]フォルダのあるシステムドライブや接続済みの外付けドライブにそれぞれ[Serato]フォルダ のコピーが作成されます。このバックアップフォルダは「Serato_Backup」という名前です。初期バックアップ後 は、そのドライブへの前回のバックアップが1週間以上前か、バックアップフォルダが存在しない場合のみ、バッ クアップを求められます。Serato DJ Liteでは一度に1個のバックアップフォルダしか保存されないため、Serato DJ Liteのバックアップを行う度に以前のバックアップフォルダは上書きされます。
注: パソコンに以前のバージョンのSerato ITCHやScratch Liveがインストールされていると、ライブラリのフォ ルダ名は「_Serato_」の代わりに「ScratchLIVE」となっている場合があります。また、ユーザーによっては両方の フォルダがある場合もあります。
ID3タグの再スキャン
[ファイル]パネルにある[Rescan ID3 Tags (ID3タグの再スキャン)]ボタンを使用すると、ライブラリ全体の ファイルタグを再読み込みできます。他のソフトウェアでファイルタグを編集・変更した場合は、この機能を使 用します。
ヒント: タグを再スキャンすると、名前が変更されたり移動されたりして見つからなかったファイルを簡単に探 すことができます。こうして見つかったトラックは、ライブラリに赤く表示され、ステータスコラムに「?」アイコン が付きます。
見つからないファイルを探す
[Relocate Lost Files (見つからないファイルを探す)]ボタンは[ファイル]パネルにあります。既にライブラリに あったファイルを移動すると、見つからないファイルとして赤く表示されます。Finder (Mac)またはエクスプロー ラー(Windows)からフォルダやサブフォルダを[Relocate Lost Files]ボタンにドラッグ&ドロップすると、ライブ ラリで見つからないと表示されるファイルを検索することができます。この操作により、データベース内のファイ ルの場所が更新されます。
注:[Relocate Lost Files]ボタンをクリックすると、接続されているすべてのドライブで見つからないファイルが 検索されますが、Serato DJ Liteライブラリのサイズとハードドライブ中のファイル構成の複雑度によっては非常 に時間がかかる場合があります。